2025年7月6日(日)、沖縄空手会館にて「第5回チャレンジング・パーソン空手&ボッチャ大会」が開催され、県内外、離島からも大勢の参加をいただきました。
このイベントは、知的障がいのある方々が日々の修練や活動の成果を披露する場として毎年開催されているもので、今年は初めてボッチャ競技も加わり、より多くの方が楽しめるインクルーシブなイベントとなりました。
主催は青年教室役員の具志川さん(前会長)が代表を務める沖縄県特別支援学校卒業生保護者連絡協議会で、今年も沖縄県や県内の各空手関係団体、スペシャルオリンピックス日本沖縄、沖縄タイムス社、琉球新報、守礼堂などの後援を受け、多くの団体が支えとなって実施されました。
当日は、毎年参加いただいている玉城デニー沖縄県知事から激励をいただき、知的障がいを持つ空手家たちは、日々の稽古の成果を真剣なまなざしで堂々と披露しました。
今年は個人型を披露する部門、ベテランパートナーとともに演武する部門など、レベルに応じたグループ分けが行われ、空手を始めたばかりの方も経験者も、楽しみながら真剣に取り組んでいました。その他、空手未経験者向けの「空手体験プログラム」も用意されており、多くの来場者が初めて空手の基本動作に挑戦しました。伝統文化を未来につなげる意義深い取り組みとなりました。
午後には、今回初開催となる「ボッチャ大会」が行われました。シンプルなルールながらも奥深い戦略が求められる競技に、参加者たちは真剣な眼差しでボールを投げ、仲間とともに歓喜や悔しさを分かち合う姿が印象的でした。年齢や経験を問わず、誰もが主役になれる場として、ボッチャの持つ魅力が存分に発揮されました。

本イベントは、障がいのある方々の表現の場であると同時に、支援者や地域社会との共生を象徴する場でもあります。これからも、一人ひとりの挑戦を支え、広げていく機会として続けていければと思います。

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